配当金で少しゆとりのある生活を!

~アラサーワ―ママがお給料+αの不労所得を目指して投資を勉強していく奮闘記です~

『Life Shift』を読んで

<読んだきっかけ>

 Cathyの母方の家系はかなり長生きの家系で、祖父母はもちろん、祖父母の兄弟姉妹もみな後期高齢者と呼ばれる年齢になっていますが、元気でピンピンしております。また、Cathy自身も生命線が長く(←科学的根拠があるわけではないのですが・・・)、100歳以上生きるのだろうな、と漠然と思っておりました。そんな時に『Life Shift』の「100年時代の人生戦略」というサブタイトルに惹かれて、発売後すぐに購入していました。

 2年ほど前に読んだ時は投資を始める前だったので、「100歳まで生きるとするとお金が大変そうだな。出来るだけ長く働き続けたいな。」という感想を持ちました。最近、投資を始めたので、「今のまま投資を続けていればお金の心配はないのではないかな?」と期待しながら再度読み返してみました。

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LIFE SHIFT(ライフ・シフト) 100年時代の人生戦略 [ リンダ・グラットン ]
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<内容> 

✔ 1987年に生まれた人の平均寿命は98~100歳になる。

 →この本によると、アラサー世代はやはり人生100年、残り70年もの人生が残っていると捉えて生きていく必要がありそうです。100歳まで生きる「かもしれない」という可能性の問題ではなく、自分のライフプランを考えるときに、100歳まで線表を引いて確実に起こりうることとして考えなくてはならないと感じました。

 

✔ 100歳まで生きる場合、引退後は対最終所得比50%で生活しようとすると、60歳で引退する場合には所得の30%を引退後の生活費として貯蓄しなくてはならない(※貯蓄した金額は全て年利3%で運用するとする。)。

 →この30%の貯蓄はあくまで引退後の資金として貯めなくてはいけないものだそうです。「30%くらい貯蓄している」という方も、住宅ローンの頭金や子供の教育費、老後の資金合計で30%となっているのではないでしょうか。住宅ローンの頭金や子供の教育費を差し引いて30%というのはかなり負担が大きいです(少なくともCathyには難しいです。)。

 しかもこのお金を寝かせておくだけでなく年利3%で運用しているという想定です・・・貯蓄+投資でも100年時代を生き延びることは難しいようですね。。

 ちなみに引退年齢を75歳まで引き下げれば貯蓄率は18%程度で済むようです。

 

✔ 人生100年時代を生きるには60歳で引退してしまうとお金が尽きてしまうので、出来る限り長く働く必要がある。その一方で変化のスピードの速い現代においては、一度受けた教育がすぐに陳腐化してしまうので(=20代前半に大学を卒業して身に着けた生産性資源を70歳、80歳まで維持することはできない。)、その時代時代に合った教育を受けて再度就労するというステージを複数回こなさなければならなくなる。

 →確かにそうなんだろうな、と思います。60歳で引退して100歳まで40年間の引退生活はちょっと長すぎます。ある程度社会と関わりあって生きていかないと認知症になってしまいそう。出来る限り長く働くようにしたいです。

 その一方で、会社員は再雇用制度を使っても65歳で定年になり退職を余儀なくされてしまいます。どこかのタイミングで会社に雇用されなくても稼げるようなスキルを身につけないと長く働くこと自体が不可能になってしまうのかな、と思いました。

 

<感想>

 読み返してみてもハッとさせられました。高齢になっても働く必要があるにもかかわらず、65歳以降はおそらく会社員として安定的に雇用してもらうことは難しいでしょう。

 では定年後に会社の肩書を取った自分に何が出来るのでしょうか?おそらく何もできません。自分の力で稼げるスキルを身に着けるためには職業訓練にかなりのお金と時間がかかりそうです。しかも何がしたいのかも自分でわかっていない状況です。

 この先生きていく中で、「これだ!」と思う何かが見つかったときに(場合によっては会社を辞めて)すぐに準備に打ち込めるよう、当面の間は貯蓄&投資を頑張り、人生の移行期間をお金の余裕をもって過ごせるように準備しておこうと思います。